買い出しをコンビニだけで済ませたい!『コンビニキャンプ料理』研究会その①
コンビニでも意外といろいろ揃います
いざキャンプとなると、意外と買い出しに時間をとられます。とはいえコンビニに寄らずにキャンプ場に行くこともないくらい、スーパーでの買い出しとは別に、どっかで確実にコンビニにも寄ってもいますよね。
どうせなら、すべての買い出しをコンビニで済ませられないものか。全食弁当とカップ麺でなら余裕で済ませられますが、もう少し“キャンプ料理”も楽しみたい。そこで、コンビニで揃う食材でつくるキャンプ料理を研究したいと考えた次第です。
食材探しという観点でコンビニに行ってみると、けっこう充実してることに気づかされます。
おにぎりと缶詰でつくる鶏雑炊
まずは缶詰とおにぎりで雑炊を作ります。この2品はどこのコンビニでも入手できるはず。ただ、肝になるのは味の決め手となる鍋キューブです。鍋に適した秋冬になるとコンビニでも見かけることもありますが、100%置いてあるわけではないですかね。
今回は運よく置いてありましたが、調味料ボックスに常備しておいていいほど優秀です。
おにぎりはのりを別にして、ごはんだけシェラカップに投入。やきとり缶(今回はとりたまに)もそのまま加えます。焼き鳥缶、塩かタレか迷うところですが、タレをチョイスしています。
そして鍋キューブ(濃厚白湯)を入れたらあとは水を入れて火にかけるだけです。
鍋キューブが溶けたらできあがりです。もったいないので鍋キューブは1個使い切ってしまいましたが、おにぎり1個とやきとり缶に対しては量多すぎたかもしれません。ただ、濃い目の味つけがお好みの方にはアリかも(健康的ではないかもですが)。
おにぎりの具、やきとり缶の種類、鍋キューブの味と、組み合わせは自分次第。さまざまバリエも楽しめそうです。
サラダチキンでカオマンガイ(風)
ソトレシピにもご協力いただいている、うしろシティ阿諏訪泰義さんが、サイゲン大介としてテレビでも紹介されていた、カオマンガイ。こちらもコンビニエンスストアで手に入る食材だけで作れるというものでした。
しかし、やはりコンビニといっても必ずしも同じものが揃うわけではありません。サイゲン大介のレシピではレタス、パプリカ、トマトなども含まれていましたが、写真のものしか揃いませんでした……。
材料は以下のとおりです。
・サラダチキン(プレーン)
・米
・ベビースター
・カットねぎ
・しょうゆ
・生ニンニク
・生しょうが
・ポッカレモン
ないものは仕方ないので、まま作ります。まずはサラダチキン(ノーマル)を食べやすいサイズにカット。ちなみに、お米はコンビニでも入手可能でしたが、もったいなかったので持ち込んでおります。
テレビでは炊飯器での作り方が紹介されていたようですが、キャンプ場にはそんなものはありませんので、シェラカップで炊飯します。お米を吸水させつつ、ニンニク、しょうがを入れて、ベビースターを好みでふります。材料には入れていませんでしたが、気まぐれでごま油をたらしてみました。
切っておいたサラダチキンも入れちゃいます。ベビースターはもっと大量に入れてもいいのでしょうが、見た目が悪くなる気がしたので少量にしておきました。
シェラカップ炊飯に適したアイテム、“OKAMADON”で炊きます。フタに適度な重みがあり、吹きこぼれなどで慌てることなくシェラカップでの炊飯が可能です。
無事炊飯できて、蒸らしている間にタレをつくります。さすがにナンプラーはコンビニで見たことありませんが、しょうゆとポッカレモンでそれっぽくなるようです。
しょうゆ→大さじ2、レモン汁→大さじ1、あとは適量で作っています。炊きあがったカオマンガイご飯の上にタレをかけて、いざ、実食。
悪くない……です。タレは倍量つくってもいいくらい。あと、もう少しベビースターは入れてもよかったかもしれません。パプリカやトマトなど付け合わせがないのがさみしい限りです。
あと、気まぐれで入れたごま油は、なくてもいいかもしれません。それと、鶏雑炊に続いてカットねぎは欠かせなかったですね。
さて、コンビニ飯を2品レビューしてみましたが、課題はコンビニによって入手できるか否か、微妙なラインの食材もあること。また、行ってみないとあるかないかわからない不安感が残ります。
おにぎりとやきとり缶くらい、品揃えの確実性の高い食材で構築できると、全国共通で安心してコンビニキャンプ飯を楽しめる気がします。
といった感じで、今後もコンビニで手に入る食材(その他)を使ったキャンプ料理の研究成果をご報告していきたいと思います! ソロキャンメニューばかりにならないように気をつけねば!
※こちらの記事は2019年1月9日にソトレシピニュースに掲載された記事を加筆修正したものです。