ただのキャンプ好きだった私が、総SNSフォロワー20万人以上の「ソトレシピ」を作った理由
こんにちは。ソトレシピ代表の千秋です。
いつもnoteをご覧いただき、ありがとうございます。普段はキャンプ料理のレシピをご紹介させていただいておりますが、本日は違った視点で記事をお届けさせていただきます。
実はこの度、2021年6月25日(金)「マクアケ」にてソトレシピ初となるクラウドファンディングのプロジェクトをスタートいたします!
ソトレシピ初の大きな挑戦で、とてもドキドキしています。
詳しいプロジェクトの内容は後日ご紹介させていただきますが、新しい「キャンプ料理ギア」を開発したのでそれを先行販売させていただくプロジェクトです。
最近は友人・知人からメディアや企業の方々まで、様々な方からソトレシピを立ち上げた背景やどのように運営しているのかなどご質問をいただく機会が増えてきました。
本日は、改めてキャンプ好きの皆様に、そもそもなぜソトレシピを立ち上げ、どんな想いを込めているのか、その立ち上げの背景をお伝えしたいと思います。よろしければお付き合いいただけますと嬉しいです。
私がソトレシピを立ち上げた理由
改めまして、私たちソトレシピは、「HAVE A DELICIOUS CAMP!」をコンセプトとしたキャンプ料理レシピサイトです。その他、YouTubeチャンネル「ソトレシピのキャンプ飯TV」やレシピ本、キャンプ料理ブランド「ソトレシピプロダクツ」などを展開しています。
2017年11月7日のオープン以来、Instagramを中心に総SNSフォロワー(※)は20万人以上を突破いたしました。本当にありがとうございます!
※Instagram、Facebook、Twitter、YouTube、LINEの合計フォロワー。
2021年6月現在、空前のキャンブブームが訪れています。2017年当時から「アウトドアライフがブームになる時代が必ずくる!」と思っていました…と言いたいところですが、そんなわけではまったくございません笑。
ざっくり言うと、ソトレシピを立ち上げた理由は、「キャンプが好きだから」です...なんかすいません笑。
私は、明治大学政治経済学部を卒業後、人材会社、編集制作会社、PR会社を経て、2016年8月に株式会社シーザスターズという企業のプロモーション支援を行う会社を起業しました。特に出資者がいるわけでもなく、実家がお金持ちなわけでもなく、なけなしの自己資金のみ。
自ら営業で仕事を取ってきて、自ら実行して納品し、自ら経理などのバックオフィス業務を行うという、いわゆる「1人起業」というやつで、まずは家族を守るためにも毎日必死で働いていました。
人生を変えた2つのキャンプ体験
受託のクライアントワークが中心だったのですが「人生は一度きりだし、自分の好きなことで、人に喜んでもらえるサービスを立ち上げたい」と思っていました。起業した理由の一つでもあります。
じゃあ、好きなものって何だろう、自分はどんな時に感動したんだろうと考えた時に、2つの「キャンプ」体験が頭に浮かびました。
1つ目は、小学校4年生の頃に家族で初めて行ったファミリーキャンプ。
父親に連れられて、住んでいた千葉県から5人家族+犬のマックを乗せて、車で琵琶湖のキャンプ場まで。
強く印象に残っているのが、星空がとんでもなく綺麗だったこと。
ずっと星を見ていたいと思い、寝袋にも入らず、外でそのまま寝ようとしたら、夜はめちゃくちゃ寒くなって風邪をひいたのを覚えています。
「シーザスターズ(SEE THE STARS)」という社名も、いつかキャンプを仕事にしたいと思って起業したので、この体験から名付けています。
(有名な海外の馬の名前でもあります笑)
そして、もう1つは、20代の頃に行った「ママチャリの旅」です。
①千葉〜鹿児島 ②シンガポール〜ランカウイ島(マレーシア) ③東京〜北海道 の計3回、ママチャリをひたすら漕ぐ一人旅をしていました。
1日150〜200km、12時間以上、次の土地の美味しいものを食べるためだけに漕ぎ続け、そのまま公園でキャンプしたり、風呂に入りたい時は健康センターやサウナに行ったり、東南アジアの時は1泊500円くらいの怪しい安宿に泊まったりしました。
今思えば、なんであんなアホなことしたんだろう、しかも3回も!と思いますが、自然の中を駆け抜け、キャンプをしながら旅をし、道中や宿で友達ができる、という体験がとてもワクワクしたのを覚えています。
この2つのアウトドア体験が自分の人生でワクワクした原体験であり、より多くの人に「キャンプの楽しさを伝えられるサービスを作りたい」という考えが固まりました。
きっかけは使いこなせなかった「キャンプ料理ギア」
「キャンプを事業にしたい」と意気込んでいたものの、最初はキャンプでどんな事業をやるかは全く決まっておらず、「キャンプギアの定額制レンタルサービス」や「不要なキャンプギアのマッチングサービス」などを考えていました。
ただ、どれもピンとはきていませんでした。
そこで、1つのきっかけが訪れます。それが「ダッチオーブン」です。
本格的にキャンプの事業を考えようとしたのもあり、形から入るタイプの私はキャンプギアを無計画に買い漁っていました。(よい大人は真似しないでください)
安直な私は、「そういえば料理ギアが少ないから、そろそろダッチオーブンでも買うか!」と思い、スノーピークの「和鉄ダッチオーブン 26」をAmazonでポチってキャンプに行ったのですが「え、シーズニングってなに?めんどくさ!」というレベルで全然知識もないし、調べてもおらず…笑。
いざ、料理を作ろうとしてもなんとなく「ダッチオーブンってかっこいい!」という憧れだけでポチったので、ダッチオーブン料理のレシピも知りませんでした。インターネットで検索しても、かなり古いキャンプのブログやレシピ投稿サイトのレシピしか出てこず、イケてるレシピが出てこない。
その時、世の中はInstagramが流行し「インスタ映え」ブームの予兆が出始めた頃で、影響されやすい私は、せっかくキャンプに行くなら自分もおしゃれな料理をInstagramにアップし、是非ともリア充感を出したいという下心がありました。
なので、簡単で美味しくてイケてるレシピが調べられない状況は困るなぁ…と思っていたのです。
当時の自分に「おい、そもそもちゃんと調べてから買えよ!」と言いたい気持ちもたくさんあります。
しかし、それをきっかけに世の中にはアウトドアメディアやレシピメディアはたくさんあるのに、「キャンプ料理に特化したレシピサイト」がなかったことに気づきました。
だからこそ、自分と同じようにキャンプ料理のレシピやノウハウ、道具の選び方や使い方について困っている人はいるんじゃないか。
キャンプ料理に特化したレシピサイトがあれば、料理に困っているキャンパーさんたちの役に立てたり、料理をきっかけにキャンプをやりたいと思う人を増やせるのではないか。
「今、世の中にないなら自分で作ってしまおう!」と思い、キャンパー目線で生まれたのが「ソトレシピ」でした。
このように、ビジネスライクではなく、純粋に一人のキャンパーとして「あったらいいな」と思って作ってみたサービスが、あれよあれよという間に3年半で約20万人の方にフォローいただくような状況になってしまいました。
「20万人」と言ったら、もはや1つの地方自治体くらいの規模です。
東京都台東区、埼玉県熊谷市、島根県松江市と同じくらいの人口です(Wikipedia調べ)...イメージしづらいか…笑。
野球をやっている時の東京ドームの最大観客動員数が46000人らしいので(Wikipedia調べ)、東京ドーム4.5個分くらい。
テレビ、雑誌、企業からも多くのお声がけをいただくようになり本当にびっくりしているとともに、これだけの方にご支援いただいているという事実に、身が引き締まる想いです。
立ち上げからここまで一緒に取り組んでくださった、クリエイターさん、企業さん、そして社員やチームのメンバーには感謝してもしきれませんし、引き続きよろしくお願いしたいです!笑
オリジナル「キャンプ料理ギア」でキャンパーさんを楽しませたい
趣味が高じて立ち上がったサービスに、たまたまキャンプブームという追い風が吹いている状況。
ソトレシピは、まだまだ至らない点も多いですし、まだまだ改善や挑戦の余地もたくさんある未完成な状態です。
むしろ、伸びしろしか感じていません(ポジティブ!)。
そして、もちろん、より多くの方にキャンプ料理の楽しさを届け、事業として継続をしていくためには、収益を上げなければいけないのでビジネスとして成り立たせるのも大切なことです。
キャンプを当事者として楽しみながら、そこで生まれたアイデアを初心者の方にもわかりやすく、面白くて役にたつ情報としてお伝えしていくことが使命だと思っております。
徹底的な「キャンパー目線」を大切にしながら、フォロワーさんやファンになってくださっている皆様の声を伺い、反映し、改善をしていきたいというのが私たちのスタンスです。
そんな中で、象徴的なソトレシピの挑戦がオリジナルキャンプ料理ブランド「ソトレシピプロダクツ」です。
前述のように、ソトレシピを立ち上げたルーツは「キャンプ料理ギア」にあります。
まずはキャンプ料理ギアを使いこなして楽しめるようにキャンパーさんたちをソフトな面でサポートするWEBメディアとして始まりましたが、立ち上げの当初から「道具」というハードな面でもサポートし、キャンパーさんたちにもっと楽しいキャンプライフを提供したいという想いがあり展開しています。
ソトレシピプロダクツは、2020年6月にオープンし、「日本の食道具を、キャンプギアに」をコンセプトとして、日本の職人さんたちの技術と、キャンパー目線のアイデアを掛け合わせたオリジナルのキャンプ料理ギアを開発・販売しています。
ありがたいことに「シェラどんぶり」という商品がソロキャンプシーンを中心にヒットをし、新たな展開に挑むことになりました。
今回の記事ではソトレシピの立ち上げ背景や想いをお伝えいたしましたが、次回の記事ではそんな「ソトレシピプロダクツ」への想いと、今回のクラウドファンディングの内容についてお伝えできたらと考えていますのでまた気軽に読んでいただけますと幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後、このnoteではソトレシピの戦略やSNSフォロワーが増えていった経緯、失敗体験などのビジネス的なお話や、オススメのキャンプ道具やキャンプ場などのキャンプノウハウまで、リアル体験ベースで読者の皆様に役立つような具体的な情報をご紹介できたらと思っています。もしよろしければnoteもフォロー頂けますととても嬉しいです。
それでは、HAVE A DELICIOUS CAMP!
※ソトレシピのタグラインである「HAVE A DELICIOUS CAMP!」には、英語で「Have a good time!」のような感覚で、フォロワーの皆様に楽しいキャンプ料理ライフを過ごしていただきたいという想いを込めています。
「ソトレシピ」各種SNS、フォローいただけると嬉しいです!
・ソトレシピWEBサイト
・ソトレシピTV(YouTubeチャンネル))
・Instagram
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・ソトレシピプロダクツ(ECサイト)
文:ソトレシピ代表 千秋広太郎
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