【お酒の飲み方アレンジ】お酒×冷凍フルーツで即席! 注ぐだけサングリア
キャンプでのお楽しみのひとつ、お酒。
焚き火を見ながら強めのお酒をゆっくり味わったり、料理を作りながらさっぱりしたお酒を飲んだり、シーンに合わせてさまざまなお酒が楽しめたらいいですよね。今回は冷凍フルーツを使って、漬け込まない即席のサングリアを作ります。
使うのはコンビニで売っている冷凍のフルーツといろんな種類のお酒
ここ数年、冷凍フルーツの種類が増えて、コンビニエンスストアでもよく見かけるようになりましたよね。おやつにそのまま食べるのもおいしいのですが、今回はフルーツを使ったサングリアに挑戦してみましょう。冷凍のものだけでなく、缶詰も準備しました。
サングリアというと、ワインにフルーツを漬け込んで作るものが主ですが、実はどんなお酒でもおいしくできるんですよ。今回は日本酒と焼酎、白ワインを揃えました。
冷凍フルーツや缶詰のフルーツで作ると、漬け込まなくてもすぐに香りや味がお酒に移るので、作りたてがおいしくいただけますよ。
1. やっぱりワイン! チェリー&ベリーで作る甘いサングリア
材料はこちら。冷凍のブルーベリーとチェリーに、白ワインを注ぎます。果物に甘さがあるので、ワインは辛口のものを選ぶとよいでしょう。高価なものじゃなく、飲み残したものや、開封して少し味が落ちてしまったものでも、フルーツの力でおいしくなりますよ。
ハーフボトルのワインに、冷凍フルーツを100gほど入れました。ただの白ワインが、フルーツの上から注ぐだけでこんなにきれいな色のサングリアになるんです。
冷凍してあるフルーツが白ワインで解凍されてふっくらとしてきました。フルーツを食べながらワインを飲むのもいいですよね。お酒に弱い方は白ワインを半分にして、炭酸で割ってみましょう。
2. 焼酎でもできる! さっぱりした味で飲みやすいサングリア
続いて作ったのは、焼酎とアップルマンゴーの組み合わせ。クセの少ない焼酎を選び、フルーツも甘味が少ないものを選ぶことで、すっきりとした味に仕上がります。
柑橘類が合いますよ。こちらも炭酸で割ってもおいしいのですが、そのまま氷をたっぷり入れ、冷たくしていただくのがおすすめ。
なめらか食感というキャッチコピーのとおり、マンゴーがとろんとしているので、ちょっと崩しながらお酒と混ぜていただくのもよいですよ。
こってりとしたお料理やバーベキューと合わせると、このさっぱり感がいい仕事をしそう。いくらでも飲めてしまう危険な爽やかさです。
3. ワンカップで飲みやすく。ゆっくり飲みたい日本酒サングリア
ワンカップの日本酒で作ったサングリアは、アルコール度数が高めなのでじっくり焚き火を囲みながら飲む用に。ワンカップを使うと、最初に少しだけ口をつけてフルーツを投入すれば、こんなにかわいく仕上がります。
いろいろなフルーツで作って好きなものを選ぶのも楽しそう。蓋をしておけるのも、アウトドアにぴったりですよね。
缶詰のフルーツは、シロップごと入れると甘くておいしい食後酒のような味に。日本酒も味がさまざまありますが、香りが少なくすっきりとした辛口タイプを選ぶと、シロップを入れたときに邪魔になりません。
焚き火で燻したチーズや生ハムなど、塩気のあるおつまみとよく合いますよ。
カクテルを作るのは大変ですが、こんなふうにちょっと手を加えるだけで、見た目にも華やかなお酒ができあがります。
お料理で余ったハーブを一緒に合わせたり、黒胡椒を振ってみたり、お酒も料理と同じようにさまざまなアレンジが楽しめるんですよ。新しい飲み方を発見してみてくださいね。
※ちなみに、フルーツをお酒に漬けておくサングリアは、実は家庭用であっても酒税法違反となってしまうんです。ワインのアルコール度数はおよそ14%程度で、どんなに高くても20度を超えません。酒税法では「20度以下のお酒に果実を漬け込むこと」「米などの穀類やぶどうなどは漬け込んではいけない」というルールがあるので、今回のように20度以下のお酒で作る場合は漬け込まずにその場で作って飲み、ぶどうは扱わないようにしましょう。
※こちらの記事は2020年8月20日にソトレシピニュースに掲載されたものです