DIYの腕前はプロ級!自作のキャンプギアでファミリーキャンプを楽しむshunさん編【教えて!みんなのソトレシピ#8】
キャンプの先輩たちにおすすめのギアやレシピを教えてもらう「教えて!みんなのソトレシピ」。第8回目は、自作ギアで家族キャンプを楽しむDIYマスターshunさん(@hatanaka.fam)にお話を伺いました!
今回ソトレシピを教えていただいた、shunさん
“奥さんと3人の子どもたちとソトアソビを楽しんでます。家族が喜ぶキャンプがしたくていろんなギアを作ったり、特別感のある料理メニューを考えています。家族だけで楽しむのんびりキャンプと、気の知れた数家族で交流を楽しむグループキャンプをバランスよくやっています。キャンプには一年中行きますが、キャンプの新鮮味がなくならないよう、基本は月1回、ハイシーズンも月2回までと、ペースを守りながら楽しんでいます。”というshunさん。
最近では、自分のキャンプスタイルに合わせてギアをDIYされる方も増えているのではないでしょうか。「こんなものがあったらいいのに」「ここがもう少しこうだったら!」といった点を叶える自分だけのギアを手作りすれば、キャンプがさらに楽しく快適になるかもしれません!お子さまとのソトアソビの楽しみ方についても気になりますね。shunさん流DIYのポイントや、お気に入りのソトレシピなどたっぷり教えていただいちゃいましょう。
shunさんのキャンプスタイルを一言で教えてください
“自作ギアで楽しむUH(ウルトラヘビー)カフェスタイルです!テントとタープ以外のほとんどのギアは自作したもの。UL(ウルトラライト)化が流行りですが、真逆をいくUH(ウルトラヘビー)なギア量で移動式カフェスタイルを目指しています。”
一番好きなキャンプ場は?
“九頭竜レイクサイドモビレージ(福井県大野市)です。福井県にあるキャンプ場で、目の前にエメラルドグリーンの湖が広がり、夏には鮮やかな緑、梅雨時期は紫陽花などのきれいな花、秋には紅葉など季節ごとの景観が楽しめます。いろいろな地形があるのでテントを張る場所によって違う楽しみ方ができるのも魅力。湖の形が面白いので夏場はSUPなどで湖探検してます。”
こだわりのキャンプギアは?
“DODのテント「ファイヤーベース」です。TC素材のテントで結露知らず、夏はフロアレスにしてフルオープンや全面メッシュで涼しく、冬はフロアを付けてラグを敷いたお籠りスタイル。上部にも下部にもベンチレーションがあるので灯油ストーブを使う季節も換気をしながら安心して過ごすことができます。設営も2人で5分少々と、非の打ちどころのないテントです。家族5人でも雑魚寝できちゃいます。”
いつからキャンプギアをDIYするようになったのですか?また、DIYを始められたきっかけは何ですか?
“4年前にファミリーキャンプを始めたとき、統一感のないギアが嫌でウッドギアに統一しようと思いました。当時ネットで図面が公開されていたスリム収納可能なウッドチェアを家族分作ったときからどんどんハマっていきました。”
shunさんのお気に入りDIYキャンプギア3選!
これまでに数多くのキャンプギアを自作されてきたshunさんに、お気に入りのものを3つ教えていただきました!
① 分解式ペンタゴンこたつ
“普通のこたつは四角形が多いですが、5人家族で平等に使えるよう五角形のこたつを自作しました。通常の豆炭やぐらは大きくて嵩張るため、中枠に焚火台の交換用ネットを取り付け、そこに豆炭コタツ用中具を置きました。伸ばした足が当たらないよう、また真下が熱くなり過ぎないよう、豆炭を置く高さにも気を使ってます。とても暖かいので冬はみんなこたつから出られなくなります。布団を取れば冬以外も囲炉裏テーブルとして活躍します。”
② ウッドアイロン台
“お洒落にコーヒーを淹れるためだけに作ったビンテージアイロン台風のカウンター。今ではサイトの顔になってます。”
③ 風防にもなるスリムスパイスボックス
“市販の調味料入れは自分にとっては大きすぎてそれだけで車の積載を圧迫します。自分が使っている調味料のサイズに合わせた最小限の大きさで作り、あえてフタを付け、それを開ければ風防にもなる仕組みにしています。”
新しいギアをDIYする際に気を付けていることやポイントは何ですか?
“「車に積めないものは作らない」ということ。とにかくコンパクトに収納できるということを必須条件にしています。これは無理だと思う構造でもとにかく仕組みを考え、「まずやってみる」ことが大事だと思います。”
ご家族でキャンプを楽しむ際のポイントはなんですか?
“キャンプ場でも楽しめる遊具も自作して、いろんな遊びができるようにしています。これをきっかけに隣のサイトの子どもたちも遊びに来てくれますし、キャンプ場での出会いや交流を図ることも大事だと思っています。あと子どもたちには料理を作って誰かに食べてもらうことの喜びも知ってほしいので、料理メニューを考えるときになるべく子どもたちが手伝えるような工程を残すように意識しています。”
たくさんのギアをお持ちだと思いますが、ご自宅での収納のポイントを教えてください。
“家の中の階段下収納の中に専用の台を作り、半畳ほどのスペースに収まるように置いています。または時々気分を変えるためにリビングにギアを出しておうちキャンプを楽しんでいます!”
ギアの車への積載のポイントを教えてください。
“車の積載についてはあまり胸を張っておすすめできませんが、テトリスのようにウッドギアを天井までしっかり積み上げて、隙間にシュラフなどを入れて荷崩れしないように安定させています。車の半分はウッドギア、半分はその他のクーラーボックスなど、定位置を決めて積むことで、毎回積み方で悩まないようにしています。”
shunさんのおすすめソトレシピ3選!
お待たせいたしました!shunさんがおすすめする家族みんなで楽しめるソトレシピを3つ教えていただきました!
おすすめソトレシピ① ホットプレートビビンバ
“ナムルなどは家で準備していくと超簡単!彩りもきれいで家族みんなが大好きなメニューです。”
<レシピ>
■道具
ホットプレート
■材料 ※分量は人数に合わせた量で
合挽き肉、サラダ油、にんじん、ほうれん草、もやし、鶏ガラスープの素、ごま油、キムチ、焼肉のたれ、塩、こしょう、白いりごま、ご飯
※ナムルは市販のものを使用してもOK!
■作り方
<事前準備(自宅)>
①ナムルを作る。にんじんは千切りにし、耐熱容器に入れラップをかけレンジ(500w)で3分加熱する。粗熱がとれたら水気をしぼる。
②ほうれん草は少量の塩を加えたお湯でさっと茹で、冷水に取る。水気をしぼり5cmの長さに切る。
③もやしはお湯でさっと茹で、ざるに取り冷ます。
④それぞれを、塩、こしょう、鶏がらスープの素、ごま油、白いりごまで味付けする。
<キャンプにて>
①ホットプレートを熱し、ミンチ肉を塩胡椒で炒め一度取り出す。
②余分な油を拭き取り、ごはんを敷き詰める。
③準備しておいた、にんじん、ほうれん草、もやしのナムル、キムチ、炒めた肉を乗せ、焼肉のたれをかけて出来上がり。
※食べる際にごはんと具材をよくかき混ぜて、強火で底におこげを作るのがオススメ!
おすすめソトレシピ② バイキング形式のオープンサンド
“小さめに切ったパンの上に好きな具材を乗せて食べます。いろんな具材の組み合わせを試したりしてキャンプでホテルの朝食のような気分が味わえます。具材が10種類くらいあるとみんなのテンションが上がり、自然と家族の会話も弾みます!”
<レシピ>
■材料 ※分量は人数に合わせた量で
ロールパン
お好みの具材(ベーコン、ウィンナー、ポテトサラダ、レタス、トマトなど)
■作り方
①ロールパンを4等分して軽くトーストする。
②ベーコン、ウィンナー、ポテトサラダ、レタス、トマトなど好きな具材を乗せて出来上がり。
おすすめソトレシピ③ 自作焼き台で炭火焼き鳥
“ホームセンターに売っているU字構と特注した鉄の角棒を使って焼き台を自作。一度に30本ほど焼けるので、グループキャンプでも大活躍しています。焼き鳥の仕込みが大変ですが、業務スーパーに売っている串打ち済みのものを利用するのもアリ! 小型の扇風機で火力を調整しています。”
<レシピ>
■道具
竹串
■材料 ※分量は人数に合わせた量で
鶏肉、長ねぎ
※市販の串打ちされたものを利用してもOK!
■作り方
①鶏肉と長ネギを一口大に切り、竹串に刺す。
②塩こしょうをして焼く。
お気に入りの調理ギアはなんですか?
“イワタニのカセットガスホットプレート「焼き上手さんα」です。長方形の大きいプレートなのでどんな料理もしやすく、お手入れ簡単、見た目もスタイリッシュと万能な調理ギアです。家でもキャンプでも活躍しており、もんじゃ焼きなどの鉄板料理、ホイコーローなどの炒め料理、シューマイなどの蒸し料理、パスタを茹でるところから完成までこれ一台でできて、チーズフォンデュなんかもできちゃう万能選手ですね。フタの取っ手を自作し、立てて置けるようにすることで省スペースにもつながりました。”
shunさんは、取っ手の部分をDIYしたものに付け替えた、オリジナルの焼き上手さんαを愛用されているそうです!
さて、「教えて!みんなのソトレシピ」第8回目はいかがだったでしょうか?
shunさんのインスタグラムでは自作ギアの数々やその作り方、また素敵なお料理の写真もたくさん上げられています。ぜひフォローしてみてくださいね。次回もお楽しみに!
関連リンク:shunさんインスタグラム
※この記事は2021年2月16日にソトレシピニュースに掲載されたものです。
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