センス溢れるアウトドアライフが美しい!山形在住&DECEMBERショップスタッフ・MIKIさん編【教えて!みんなのソトレシピ #3】
キャンプの先輩たちにおすすめのギアやレシピを教えてもらう「教えて!みんなのソトレシピ」。第3回目は、山形在住の女性キャンパーMIKIさんにお話を伺いました!
今回ソトレシピを教えていただいた、MIKIさん
インスタグラム( @___myon )を中心に、山形でのライフスタイルや豊かな自然の中でのキャンプとソトアソビの様子を発信し、人気を得ているMIKIさん。山形県山形市で生まれ育ち、結婚後数年を関東で過ごした後、2017年に地元山形にUターンされたんだそう。
きっかけは、“家を建てようと考えたときに、私たち(夫婦)の身の丈にあった生活や、今後の人生を過ごす場所を考え抜いた結果、「地元、山形」へ”と決断したのだとか。アウトドア一家で育ったご主人の影響で7年ほど前からキャンプをするようになり、現在は夫婦揃って大のキャンプ好きに。
山形では、整備されたキャンプ場よりも、野営地のようなより自然に近い形でのキャンプを楽しんでいるそう。愛車のトヨタランドクルーザー60とともに精力的にソトアソビに出かけられています。
そんなMIKIさんに山形でのアウトドアライフやオススメのソトレシピについてたっぷりとお話を伺いました!
一番好きなキャンプ場は?
“山形の「蔵王坊平国設野営場」。気軽に行ける、低料金で木々に囲まれた広大な敷地が魅力です。標高1000mもの場所にあるので、暑すぎる夏でも驚くほど涼しいキャンプ場です。最近、温泉もできたそうです!ここ(坊平)も大好きなのですが、実は本当の一番は別の場所なんです。好きだからこそ、内緒です。笑”
山形のソトアソビできるおすすめの場所は?
“松尾芭蕉で有名な「山寺の川原」では子どもも大人も一緒になって川遊びをし、山形市の馬見ヶ崎川では芋煮会やキャンプ、上流に行けばイワナなどの渓流釣り。鳥海山や大朝日岳、月山や蔵王でのトレッキングなど、山形にはソトアソビできる場所がたくさんあります。”
こだわりのキャンプギアは?
“小川テントのCHAMPLAIN (シャンプラン)。懐かしさを感じる鉄骨テント。グリーンとベージュの色合いや形が気に入っています。メッシュになる窓は暑い日でも風通りがよく、スカート付きなので寒い日はテントに籠って快適に過ごせます。”
ギア収納のポイントは?
“キャンプで毎回使用するものは、私が働いているOUTDOORSHOP DECEMBERのオリジナルブランド、「DAIS ギア&ログキャリー」や「DAIS ツールキャリー」に入れています。キッチン用、焚き火用、コーヒーアイテム用として分けていて、自宅のガレージに収納しています。そのまま持っていくだけなので、当日の積載も楽です!”
ギアの積載方法に関してポイントは?
“我が家の車、積載量はあるのですが、一番重いテントなどのギアが下に埋もれてしまい、取り出しにくかったりと積載方法はいつも悩みの種でした。そこで夫が車内をDIYし、棚のような使い方ができるように。下段にテントやクーラーボックスなどの重いギア、上段に着替えや調理セットなど、積載しやすくどこに何があるのか一目で把握できます。ちょっとした車中泊もできるので、車での楽しみ方が増えました。”
キャンプ以外で好きなアクティビティは?
“今は登山です。雄大で美しい山脈を眺めながらの登山。月山や蔵王など、こんなに綺麗な山々に囲まれて生活できているんだと心から実感できます。下山後は疲れるというよりも、自分でも驚くほど気持ちがスッキリしています。あとは、ワカサギ釣りも冬場の楽しみの一つです!”
キャンプのときのファッションのこだわりやポイントは?
“夏はTシャツにスキニーパンツやデニム、寒くなったらニットやスウェットで、ちょこっとミリタリーテイストを取り入れることもあります。シンプルが好きです。”
MIKIさんのおすすめソトレシピ3選!
お料理も得意で、カフェとコラボレーションして自身のお料理を振る舞うイベントも開催しているというMIKIさんに、イチオシのソトレシピを3つ教えていただきました!
おすすめソトレシピ① ダッチオーブンでスペアリブのトマト煮込み
“家にある野菜とお肉(種類は何でも)があればできちゃう簡単煮込み料理です。家にある野菜をカットして下準備。今回はたまたまコストコで買ってストックしていたスペアリブがあったのでキャンプに持っていきました。(豚バラや、鶏胸肉でも美味しいです!)残ったら、翌日の朝ごはんで食パンやバゲットと一緒に食べても美味しいです!”
<レシピ>
■材料 ※分量はお持ちの鍋や人数に合わせた量で
豚スペアリブ(豚バラや、鶏胸肉でも可)
お好みの野菜(にんじん、じゃがいも、玉ねぎ、パプリカ、キャベツ、きのこなど)
カットトマト缶
オリーブオイル
ローズマリー
塩・こしょう
■作り方
①ダッチオーブンを火にかけてオリーブオイルをひき、野菜と肉を全部入れて炒める。
②カットトマト缶とローズマリー、塩こしょうを好みの量加えて味付けし、蓋をして煮込んだら出来上がり!
おすすめソトレシピ② 山形の芋煮
“山形では、秋になると河原で大鍋を使って芋煮会をします。それをキャンプではダッチオーブンで。県外の友人とキャンプをするときに振舞いたくなるメニューです。我が家は味付けに「味マルジュウ」という山形の万能のダシ醤油を使っています。このお醤油は、煮物や麺つゆ、お刺身に使ってもおいしく、家でも大活躍で何本もストックしています!山形では残った汁にカレールー(固形)を溶かしてうどんを入れ、締めに「カレーうどん」にして食べることもありますよ!”
<レシピ>
■材料 ※分量はお持ちの鍋や人数に合わせた量で
牛バラ肉
平こんにゃく
里芋
ごぼう
長ネギ
水
出汁入り醤油(麺つゆでもOK)
砂糖
お酒
サラダ油
■作り方
①里芋は皮をむき、塩でもみながら水洗いし、ぬめりをとる。こんにゃくを適当な大きさにちぎって水洗いする。ごぼうはささがき、長ネギはざく切りにする。
②ダッチオーブンに少量のサラダ油をひき、平こんにゃくと出汁入り醤油を少々、砂糖を少々入れて色がつくくらいまで炒め、一度取り出す。
(先に調理することによって、こんにゃくに味が染みて美味しいです!)
③ダッチオーブンに、里芋と、かぶるくらいの水を入れて煮込む。
(アクがたくさん出るので、しっかりと取りながら煮込んでください)
④里芋が柔らかくなってきたら、牛肉、ごぼう、②のこんにゃく、出汁入り醤油、砂糖、酒を入れて煮る。
⑤全体に火が通ったら、長ネギを加えてさらに煮る。
⑥長ネギがしんなりしたら出来上がり。
おすすめソトレシピ③ メスティンで穴子ごはん
“地方のスーパーが好きで、県外に行くと必ず立ち寄りたくなります。その地域で採れた(獲れた)ものをキャンプで食べたい!このときは海の近くでのキャンプだったので、現地のスーパーで美味しそうな穴子を見つけました。メスティンでご飯を炊いて、穴子を刻んでのせただけ。生姜と、お好みで生卵をトッピングした、朝から贅沢なメニューでした。”
<レシピ>
■材料
米
水
穴子のかば焼き
生姜
卵
■作り方
①メスティンに米と水を入れて炊く。
②穴子のかば焼きを1cm幅くらいに切り、炊けたご飯の上に乗せる。
③お好みで細かく切った生姜と生卵を乗せて出来上がり!
お気に入りの調理ギアは?
“MSRトレイルライト ポット1.3ℓです。(画像:左)蓋に湯切りがついているので、パスタや、野菜を茹でるのもザルいらず。キャンプでちょっとお湯を沸かしたり、アルミ製で軽いので登山でもパッキングして持っていきます。”
絵の具箱のスパイスセットもお気に入りの調理ギアなんだそう。小瓶の中身は作る料理によって変えているんだとか。
さて、「教えて!みんなのソトレシピ」第3回目はいかがだったでしょうか?
MIKIさんのインスタグラムでは、愛用のギアやキャンプの料理を他にもたくさん見ることができるので、興味のある方はぜひ覗いてみてはいかがでしょうか。
次回もお楽しみに!
関連リンク
・MIKIさんインスタグラム
※この記事は2020年10月1日にソトレシピニュースに掲載されたものです