ソトレシピ初のクラウドファンディング、燕三条発「シェラどんぶり」でポスト「メスティン」に挑戦する理由
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ソトレシピ初のクラウドファンディング、燕三条発「シェラどんぶり」でポスト「メスティン」に挑戦する理由

こんにちは。ソトレシピ代表の千秋です。
本日は前回の記事で少し触れさせていただいた「ソトレシピ初のクラウドファンディングへの挑戦」について、その背景やプロダクト事業に対する想い、そして具体的な内容までをお伝えさせていただきます。

さて、早速ですが…
どんなクラウドファンディングをやるのか、結論から申し上げます。

ソトレシピ×燕三条!アウトドア料理で6WAYな「シェラどんぶり&お釜ヘッド」登場

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ということで、ソトレシピプロダクツの代表商品である「シェラどんぶり」が「お釜」としても使えるようになるヒノキ製のフタ「お釜ヘッド」という新商品を開発しました。2021年6月25日(金)18:00より「マクアケ」にてクラウドファンディングスタートとなります。

……って、ちょっと待て。
そもそもソトレシピって商品開発もしてるの?
シェラどんぶりって何?
みんなが知っている前提で話を進めるな!と思った方……すみません!

説明不足が甚だしいという自覚もありますので、本日は、そもそも「ソトレシピプロダクツ」って何?というところから改めてご説明させてください。

モノと情報でキャンプ料理の課題を解決するソトレシピのD2Cサービス

ソトレシピプロダクツ」は、2020年6月にオープンしたソトレシピがプロデュースするキャンプ料理ギアのオリジナルブランドです。

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キャンパー目線であったらいいなと思う「キャンプ料理」に特化した商品を開発し、自社のECサイトでのみ販売しています。まだ他のECサイトやアウトドアショップへの卸などは行っていないため、いわゆる「D2C(Direct to Consumer)サービス」として、SNSやリアルを通じてキャンパーの皆様のご意見を直接聴きながら商品開発やマーケティングに活かしていくようなことをしています。

では、なぜキャンプ料理レシピサイトとして誕生したソトレシピがこのようなD2Cサービスを展開しているのか。

前回の記事でそもそもソトレシピを立ち上げた背景や想いについてお伝えしたのですが、ソトレシピ自体が「キャンプ料理ギア」を発端に、誰もがキャンプ料理を便利に楽しめるように、という想いで誕生しています。詳しくはこちらもご覧ください。

私自身がキャンプギアが大好きで、ご存知のようにキャンプ業界にはたくさんの優秀なメーカーさんがいて、アイデア豊富な商品がたくさんあり、それを買って使ってみるのが大好きです。
でも、買ってみると見た目はかっこいいけど、重かったり手入れが面倒だったりというモノもしばしばあります。

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キャンプではその不便さも楽しむのがいいんじゃないか、という考え方の方も多いと思うのですが、やっぱり使いやすいものがいい。
だからこそ、キャンパー目線で欲しくなるようなものを自分たちの視点で開発し、そしてその使い方やレシピをレシピサイトでも提案し、モノと情報の両面でキャンパーの皆様の料理の課題を解決したい、もっとキャンプ料理というものを楽しんで欲しいという想いで、「メディア」×「プロダクト」の相乗効果を生み出すべく企画・運営しています。

「日本の食道具を、キャンプギアに」コンセプトに込めた想い

ソトレシピプロダクツのコンセプトは、「日本の食道具を、キャンプギアに」です。

これは私がこのプロダクト事業を始めようと思った時に、キャンプ市場にはすでに素晴らしいアウトドアメーカーさん、ガレージブランドさんがたくさんあり、後発だからこそどう差別化をすればいいのか、と考え始めたところから始まっています。

だって、日本のアウトドアメーカーさん、ブランドさんってアイデアも技術もすごいんですもん。いつもリスペクトしています。最高です。

でも、せっかく自分たちでプロダクト事業をやるならキャンパーさんたちに面白くて役に立つ道具だと思ってもらいたいし、たくさんの人の手に届けたい、そう思って、どういう方向性がいいか自分のキャンプ道具を眺めて考えていた時に、あることに気づきました。

「あれ、なんか海外で生まれた道具が多くない?」

ダッチオーブン、スキレット、メスティン、バーベキューグリル、ホットサンドメーカー…キャンプ料理に関するギアは、なぜかアメリカやヨーロッパで生まれたものを輸入したり、日本のメーカーが作っているものも海外の道具をモチーフにしています。

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日本でもアウトドアのカルチャーはアメリカや北欧などの海外のスタイルに憧れ、そこからおしゃれでかっこいいギアが輸入され、それが市場に流通しています。

まだまだ日本では「アウトドア=非日常」というイメージがあり、使う道具も普段の生活では使わない海外のアウトドアで使われているギアに憧れを抱いているのかもしれません。というか、僕がそうです。

しかし、「食」を領域にしているソトレシピだからこそ、ここに突破口があるのではないかと思いました。キャンパー目線で着目したのは下記のようなことです。

①食事は誰にでも訪れる生活の一部であり、多くの一般家庭で使われる食器や調理器具は、お茶碗、箸、鍋など日本の道具が多い
=日本の食道具には、日本人にとって使いやすい工夫や見た目、技術がある。
②私がソトレシピを思いついたきっかけでもある「ダッチオーブン」や「スキレット」などかっこいい鋳鉄製のものは海外生まれの道具で手入れが面倒、大きくて収納が大変など不便なところも多い
=多くの定番キャンプ料理道具は、外国の住環境で使いやすい仕様
③多くの人がキャンプに行くのは年に10回未満。使用頻度は低く、収納時も邪魔になってしまう
=外だけでなく家でも日常的に使える仕様

つまり、
「日本人のキャンプ料理には、日本の道具が合うんじゃないか」

という仮説を立て、「日本の食道具のモチーフ×日本の職人の技術×ソトレシピによるキャンパー目線のアイデア」を掛け合わせてオリジナル商品の展開をしているというわけです。

そしてもう1つ。日本の製造メーカーや職人さんたちは素晴らしい技術をもっていても、情報発信が苦手な場合が多い。そんな方達と組みながらソトレシピを通じてたくさんの方に、その商品への想いやその技術を伝えられれば、製造メーカーさんや職人さんたちにも新たな機会創出になって、様々な人に喜んでいただけるのでは、と考えています。
これが「日本の食道具を、キャンプギアに」というコンセプトに込めた想いです。

「好きな食べ物」から生まれた「シェラどんぶり」

今、ソトレシピプロダクツの代表商品となっている「シェラどんぶり」。
キャンプ道具の定番シェラカップを、日本の食道具である「どんぶり」をモチーフに開発した商品です。金物の街・燕三条で製造していただき、特にソロキャンパーやデュオキャンパーにご愛用いただいています。

そんな「シェラどんぶり」ですが、実はソトレシピプロダクツがオープンする約1年前に誕生していました。

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きっかけは、2019年6月のFREAK’S STOREさんとのコラボキャンペーン。
FREAK’S STOREさんは、アメリカンライフスタイルをコンセプトにした人気セレクトショップで、アウトドアシーンの訴求にも力を入れています。

店頭キャンペーンの賞品として一緒にコラボ商品を作りたいというお題に対し、FREAK’S STOREさんと私でブレストをしていました。
その流れで、私がこの世で最も好きな食べ物が「カツ丼」と「ラーメン」であり、キャンプでもどんぶりものやラーメンがどちらも食べやすい器がなくて困っている。シェラカップのどんぶり型で「シェラどんぶり」ってどうですか?

と完全なる思いつきでご提案したところ、「いいっすねー!」となってしまい、あれよあれよという間に燕三条の工場と繋がり、形になってしまいました。

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シェラどんぶりは、単純に「キャンプで私が食べたい好きな食べ物」から生まれた商品なのです……なんだかすみません笑。
とはいえ、多くの方にお使いいただけているということは同じニーズを持った方がいたのかも(カツ丼とラーメン好き?)。

キャンペーン終了後は、FREAK’S STOREさんからもご快諾いただき、シェラどんぶりをソトレシピの商品として正式に販売させていただくことになりました。きっかけを与えてくださった、FREAK’S STOREさんには本当に感謝の想いでいっぱいです。

金物の街、燕三条のせきかわ工芸さんとの出会い

「シェラどんぶり」は新潟県燕三条で丹精込めて製作しています。
「燕三条」といえば、近年のアウトドアブームでアウトドアメーカーが多いことで注目されていますが、実は「燕三条市」はなく、「燕市」と「三条市」を合わせた地域の名称なのです。私も現地に行ってみて初めて知りました笑。

燕市にはユニフレーム、三条市にはスノーピーク、キャプテンスタッグ、ベルモントなどなど。
キャンパーの皆さんなら誰でも知っているような超有名メーカーばかり。

なぜ、このようなメーカーが燕三条に集中しているのか。その理由は、燕市は「金属洋食器」、三条市は「刃物や工具」を中心に、金属加工業が発達し、「ものづくりのまち」として発展したエリアであるというルーツがあるためだそうです。

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実は、有名なスノーピークはもともと金物問屋として、キャプテンスタッグは金属製のキッチン用品メーカーとしてスタートし、世の中のアウトドアへの関心が高まるとともにアウトドア分野に参入しています。その高いものづくりの技術を活かし、発展していったそうです。

前述のように「シェラどんぶり」を企画するにあたって、手入れが楽で丈夫、そして外でも家でも使える素材を考えた時に「ステンレス製」がいいと思い、この燕三条に行き着きました。

そんな燕三条エリアで「シェラどんぶり」の製造を依頼しているのは、燕市でシェラカップ などを製造する「せきかわ工芸」様。長年培ったシェラカップ職人の技に、「どんぶり」という日本の食道具のモチーフを掛け合わせたアイデアとこだわりが詰まったプロダクトです。

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メスティンとともに、シェラどんぶりもブレイク

そのシェラどんぶりが売れるきっかけとなったのが昨今のキャンプブームです。
2020年、密ではないレジャーとしてアウトドアがブームになっています。そこで、「おうちキャンプ」というトレンドが生まれます。気分転換を求めてキャンプに行くだけでなく、おうちでもキャンプ道具を使って非日常感や料理の創意工夫を楽しむというトレンド。

詳しくはこちら↓

そこで注目されたのが「メスティン」でした。
ご存知の方も多いと思いますが、メスティンとは「アルミ製の箱型の飯ごう」。煮る、焼く、炊く、蒸す、なんでもできる便利なクッカー。
もともとは登山家を中心に日本に広まったのですが、コロナの影響でソロキャンパーを中心に広がり、そこからおうちやオフィスでも使う方が出てきました。

山と渓谷社さんから出た「メスティンレシピ 」「メスティン自動レシピ」「メスティンBOOK」とレシピ本3冊にソトレシピとして監修およびレシピ提供をさせていただいたり、朝の情報番組のメスティン特集に出演させていただいたりしました。もともとのアウトドアファンだけでなく、ライトユーザーにも広まってムーブメントになっており驚くばかりです。

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そして、時を同じくして「シェラどんぶり」も多くの方に売れ始めました。このブームの前、シェラどんぶりを作る時に同じ規模の分量のメスティンを意識はしていたのですが、実際に「シェラどんぶり」を購入されたユーザー数名にインタビューをすると、メスティンユーザーが多いことに気づきました。

・メスティンはアルミで軽いけど使い込むと傷みやすいから、同じサイズ感でステンレスの丈夫さが良かった
・キャンプに行くとみんなメスティンを持っているが、人と違う道具が欲しいので丸くて可愛い見た目のシェラどんぶりが魅力的
・おうちのコンロでも調理しやすいし、ステンレスで冷えやすいので冷蔵庫の保存用にも使えて便利
・燕三条で作っているのが魅力、メイドインジャパンを買いたくなる

など、メスティンは使いつつも、それとは一線を画した形でこだわりのアイテムとして使っていただいていることがわかりました。
私自身がメスティンも大好きではあるのですが、確かにいつもメスティンを使うと飽きてしまうので、いくつか調理器具の選択肢があるといいなと思います。

同じようなサイズ感、丸型でステンレス製、モチーフや製造もメイドインジャパンというところが、シェラどんぶりが、ソロキャンプ、おうちキャンプ、ファミリーキャンプの次の選択肢として選んでいただけているようです。
箱型のメスティンと、丸型のシェラどんぶり、この2つがあることでキャンパーさんのキャンプ料理ライフが充実させられたらと願っています。

しかし、シェラどんぶりはもっとよくできると思っています。

その一つが、「炊飯時のフタ」でした。

シェラどんぶりには取手付きのステンレスのフタが付いてきます。が、当初のアイデアの発端のように、どんぶりという器としての利用や、麺用の小鍋としての利用が多いと想定していたのでかなりシンプルな作りにしていました。炊飯をするときはフタが軽いので蒸気で少し開いてしまったりするため、上に石や缶詰などの重しを置いていただくようなイメージでした。
しかし、お客様からのご意見として「シェラどんぶりで美味しいご飯を炊きたい!」というニーズがあり、今回の「お釜ヘッド」の開発に至ったのです。

前段が長くなりました……笑。
ここから今回公開するクラウドファンディングについてご説明しますね。

「お釜ヘッド」との組み合わせでシェラどんぶりは6WAYに

今回のクラウドファンディングでは、前述のように新潟県・燕三条で作られた「シェラどんぶり」と、元祖ガレージブランド「Peregrine Design Factory」とのコラボで北海道・旭川の木工職人さんと作った「お釜ヘッド」を組み合わせた新セット商品になります。

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キャンプでの炊飯をより美味しく、楽しくし、お家でもアウトドア感を味わえるようにという想いを込めてモノづくりに励みました。

「Peregrine Design Factory」さんは、ぬくもりのある木製のキャンプギアを数多く販売し、アウトドア界で注目を集めているガレージブランド。

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代表の見城了さんは、プロカメラマンとして数多くのアウトドアメディアや広告などの写真を撮られています。カメラマンなのに、ガレージブランドも立ち上げてしまうというスーパーマンでありながら、とても素敵な方です。

これまで、「シェラカップ用の木のフタ」は販売されていますが、シェラカップで炊飯すると0.5合分でちょっと少なかったり、具材を入れる炊き込みご飯は難しかったりします。
シェラどんぶりでのサイズでこそ、「木製のお釜のフタ」と組み合わせると、キャンプでの炊飯を見た目でも、味でもよりよくすると考えました。

お釜ヘッドによって、

●ヒノキ香る炊飯がアウトドアで楽しめる
●ほどよい重量と吸水性でふっくらと仕上がる
●自宅でアウトドア気分を味わえる

という炊飯の楽しみを広げられたらと考えております。

シェラどんぶりの美味しい炊飯方法はこちらの動画も参考にしていただきたいです。

こんな感じで釜飯や炊き込みご飯の調理の幅も広がります!

この「シェラどんぶり&お釜ヘッド」の組みあわせによって、
炊飯を含めて「6WAY」のキャンプ料理ギアになりました。

WAY1: フタを活用することで調理の幅が広がる
WAY2:ひっくり返せば和食にも洋食にも合う木皿になる
WAY3:ちょっとした食材をカットするまな板にもなる
WAY4:鍋や炊飯器などのクッカーになる
WAY5:調理後はそのままどんぶりとして食べられる
WAY6:丸型なので食材を混ぜるボウルとしても使える

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とはいえ、Peregrineさん、木工職人さんとも試行錯誤の連続でした。
ミリ単位での調整もしながら、より良いモノづくりへのこだわりとプロダクトチームメンバーの想いを込めてついに完成いたしました涙。

2021年6月25日(金)18時、Makuake公開をお楽しみに!

想いを綴っていたらだいぶ長文になってしまい申し訳ありません。
とにかく、ソトレシピ初のクラウドファンディングが今週末スタートいたします。
詳細は公開後にMakuakeのページを見ていただきたいと思いますが、タオル巾着とのセットや、マクアケ限定の付属アイテム、オリジナル刻印サービスなどリターンも色々とご用意をさせていただきました。

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ここに辿り着くまでに、ソトレシピおよびソトレシピプロダクツの立ち上げ、シェラどんぶりの開発に、ユーザーインタビュー、そしてお釜ヘッドの開発。本当に多くの方にお力添えをいただき、新商品の準備ができた状況です。

私たちの想いは変わらず、キャンパーの皆さんに楽しい料理体験を通じてキャンプライフを充実させてほしい、未経験の方でも料理体験を通じてアウトドアを好きになって人生を充実させてほしいということです。

この「シェラどんぶり&お釜ヘッド」が、一人でも多くの方のキャンプライフを楽しくなるきっかけの一つになると嬉しいなと思いますので、もしご興味を持ってくださった方は、応援していただけますととても嬉しいです。
2021年6月25日(金)18時、Makuake公開をお楽しみに。

それでは、HAVE A DELICIOUS CAMP!
定期的にnoteも更新していきますので、よろしければフォローいただけると嬉しいです。

文:ソトレシピ代表 千秋広太郎



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